BRZの実燃費を調べてみると、みんカラのBRZ燃費記録 では、オーナーが記録した平均燃費はおよそ11km/Lとなっています。
ただ、この数字を見て以前から気になっていたことがありました。
「この11km/Lは、一体どのような道路を走った結果なのだろうか??」
走行シーンによって燃費は変わるはずです。
そこで今回は、BRZ ZC6(6AT)を使って市街地・郊外路・高速道路の3シーンで実燃費を測定しました。
あわせて、ECU(エンジンコントロールユニット)が算出する瞬間燃費と車速・エンジン回転数・アクセル開度を同時に記録し、「どのような運転をすると燃費向上につながるのか」も検証しています。
【結論】シーン別の実燃費 実測結果
市街地・郊外路・高速道路を走行して実燃費を測定した結果は下記の通りです。
市街地ではカタログ燃費(JC08モード)の12.4km/Lを下回る8.7km/Lという結果になりました。
一方、郊外路では16.0km/L、高速道路では18.9km/Lを記録し、いずれもカタログ燃費を上回る結果となりました。
| シーン | 実燃費 [km/L] |
|---|---|
| カタログ燃費 (JC08モード) | 12.4 |
| 市街地 | 8.7 |
| 郊外路 | 16.0 |
| 高速道路 | 18.9 |
※2:各シーンで試験回数2回測定して平均した値
市街地と高速道路では実燃費に2倍以上の差があり、走行シーンによって燃費が大きく変わることが分かります。
なお、実燃費は外気温や交通状況、道路環境、ドライバーの運転方法によって変化します。本記事の測定結果は、一例として参考にしてください。
実燃費測定の条件
- 車種:BRZ ZC6 ts 6速AT
- 乗車人数:1人
- 使用燃料:ハイオク
- 走行距離
市街地:36km
郊外路:59km
高速道路:111km - 法定速度を遵守
- A/C ONで走行
- 測定時の外気温
市街地:29℃
郊外路 :24.5℃
高速道路:23.5℃
BRZの実燃費マップ
実際にBRZで公道を走行し、OBDスキャナーとスマートフォンアプリ「Car Scanner」を使って、ECUが計算している車両データを取得しました。
OBDスキャナーを使うと、故障診断だけでなく、ECU(エンジンコントロールユニット)が計算している車速やエンジン回転数、瞬間燃費、アクセル開度など、普段は見ることのできない車両データをスマートフォンでリアルタイムに確認できます。
車の状態を詳しく知りたい方や、愛車の走行データを記録したい方におすすめのアイテムです。
今回の測定で実際に使用したOBDスキャナーはこちらです。
今回はECU(エンジンコントロールユニット)が計算している瞬間燃費と、車速・エンジン回転数・アクセル開度を同時に記録し、「どのような運転をすると燃費が良くなるのか」を調査しています。
また、OBDスキャナーやCar Scannerの設定方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

燃費マップまとめ
下のグラフは、市街地・郊外路・高速道路を走行したときのデータをまとめた「燃費マップ」です。このグラフは次のように見ることができます。
- 横軸:エンジン回転数 [rpm]
- 縦軸:車速 [km/h]
- 点の色:瞬間燃費 [km/L] (緑色ほど燃費が良く、赤色ほど燃費が悪い)
- 点の大きさ:アクセルの踏み量 (大きいほどアクセルを深く踏んでいる)
車速70〜80km/h、エンジン回転数1,500rpm付近で一定のアクセル開度を保ちながら巡航しているときに、高い瞬間燃費を示すデータが多く見られました。
急なアクセル操作を避け、エンジン回転数2,000rpm以下を目安に一定のアクセル開度で巡航することが、燃費向上のポイントと言えそうです。

市街地走行の燃費マップ
下のグラフは、市街地を走行したときの瞬間燃費データをまとめた「燃費マップ」です。
市街地の測定では、車速30~45km/h、エンジン回転数1,300~1,700rpm付近で、アクセルをゆっくり踏んでいるときに比較的燃費が良くなる傾向が見られました。
一方で、発進や渋滞時のように車速20km/h以下で走行している場面では、瞬間燃費が悪い傾向が見られました。

郊外路の燃費マップ
下のグラフは、郊外路を走行時の瞬間燃費データをまとめた「燃費マップ」です。
車速50~60km/h、エンジン回転数1,300~1,500rpm付近で、アクセルをゆっくり踏んでいるときに燃費が良くなる傾向が見られました。
市街地走行と比べると、高い瞬間燃費を示すデータが多く、全体的に燃費が良くなる傾向が確認できました。
一方で、発進や停止付近など車速20km/h以下のシーンや、上り坂などでアクセルを踏み込み、エンジン回転数が1,500rpm以上まで上がる場面では、燃費が悪化する傾向も見られました。

高速道路の燃費マップ
下のグラフは、高速道路走行時の瞬間燃費データをまとめた「燃費マップ」です。
車速70〜90km/h、エンジン回転数1,500rpm付近で一定速度を保って巡航しているときに、最も燃費が良い傾向が見られました。市街地・郊外路と比較しても、瞬間燃費の値はこの区間が最も良好でした。
一方、追い越しや合流でアクセルを踏み込み、エンジン回転数が2,000rpm以上まで上昇する場面では、瞬間燃費が悪化する傾向が確認できました。

燃費データから見る燃費向上のポイント
市街地・郊外路・高速道路、それぞれの燃費マップを見比べると、燃費を良くするための共通点が浮かび上がってきます。
燃費マップから分析した実燃費を伸ばすポイントは、下記3点だと言えそうです。
✔ 追い越しや合流の際も、アクセルを一気に踏み込まず緩やかに加速する
✔ エンジン回転数を1,000〜2,000rpm程度に保ち、急なアクセル操作を抑えて巡航する
✔ エンジン回転数だけでなく、アクセルの踏み方を小さく保つことを意識する
まとめ

BRZの実燃費を紹介しました。シーン別の実燃費は下記の通りです。
市街地ではカタログ燃費を下回る8.7km/Lとなった一方、郊外路・高速道路ではカタログ燃費を上回る結果となりました。
| シーン | 実燃費 [km/L] |
|---|---|
| カタログ燃費(JC08モード) | 12.4 |
| 市街地 | 8.7 |
| 郊外路 | 16.0 |
| 高速道路 | 18.9 |
※2:各シーンで試験回数2回測定して平均した値
また、OBDスキャナーで取得したデータをもとに燃費マップを作成・分析した結果、燃費良く走行するためのポイントとして下記3点が挙げられます。
- 追い越しや合流の際も、アクセルを一気に踏み込まず緩やかに加速する
- エンジン回転数を1,000〜2,000rpm程度に保ち、急なアクセル操作を抑えて巡航する
- エンジン回転数だけでなく、アクセルの踏み方を小さく保つことを意識する
なお、実燃費は外気温や交通状況、道路環境、ドライバーの運転方法によって変化します。本記事の測定結果は、一例として参考になれば幸いです。

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