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エンジンオイル「エネオスXプライム」を使用して約5,000km走行したため、今回オイル交換を行いました。せっかくのタイミングなので、新品オイルと5,000km走行後のオイルで、車の性能にどのような違いがあるのかを比較してみます。
本記事では、実際に走行して取得したデータをもとに性能を比較しながら、「5,000km走行後でも性能は維持されているのか?」という点を検証していきます。
事前にみんカラの口コミを調べてみると、エネオスXプライムについては以下のような評価が多く見られました。
- エンジンの吹き上がりが良くなった
- 振動が低減した
- レスポンス良く加速するようになった
- 燃費が良くなった
今回はこれらのポイントに注目し、新品オイルと5,000km使用後の状態を比較することで、こうした性能がどの程度持続するのかを確認していきます。
エネオスXプライムを検討している方の参考になれば幸いです。
結論:5,000km走行後も性能低下は見られない
みんカラで多かった口コミをもとに、「エンジン回転の吹き上がり」「エンジンの振動」「加速性能」「燃費性能」について、新品オイルと5,000km走行後のオイルで比較しました。実際に走行して取得したデータから検証した結果は、以下の通りです。
- エンジン回転の吹き上がり
⇒ちょっと強めの加速時において、オイル交換前後で大きな違いは見らない。外気温などの外的条件の影響の方が大きいと考えられる。 - エンジンの振動
⇒アイドリング時の振動は、目で見て分かるほどの差はない。また、筆者自身の体感としても大きな違いは感じなかった。 - 加速性能
⇒ちょっと強めの加速時において、加速度(車両G)の推移やピーク値は交換前後でほぼ変わらない。 - 燃費性能
⇒高速道路を中心とした走行では、オイル交換後の方が約1km/L良い結果となった。ただし、アクセル操作などの影響もあるため、オイルによる差と断定できるほどの違いではない。
これらの結果から、5,000km走行後においても、車としての性能低下は見られず、性能は維持されていると考えられます。
また、検証結果は特定の条件での結果となります。そのため、すべての走行シーンで同様の結果になるとは限りません。参考程度の情報としてご覧いただければと思います。
エンジンオイル交換前後の性能比較
みんカラの口コミで多く見られた以下の性能について、オイル交換前後で実際に走行して取得したデータを比較し、性能の変化を確認していきます。
- エンジン回転の吹き上がり
- エンジンの振動
- 加速性能
- 燃費性能
エンジン回転の吹き上がり
考察
少し強めに加速してみて、エンジン回転の上がり方をオイル交換の前後で比較しました。
結果は2段目のグラフの通りで、オイル交換前後でエンジン回転の上がり方に大きな違いは見られませんでした。
一見すると、オイル交換後の方が少し回転の上がり方が遅いようにも見えます。
しかし、スロットル位置は交換前後でほぼ同じだったのに対し、吸気量(エンジンに入っている空気の量)はオイル交換後の方が僅かに少ない傾向にありました。
また、測定時の外気温は、オイル交換前が12℃、交換後が20℃でした。一般的に気温が高いと空気が薄くなり、エンジンに入る空気の量も少なくなります。
このことから、回転の上がり方のわずかな違いは、オイルによるものではなく、外気温などの外的条件の影響によるものと考えられます。

※波形は3回測定した結果の平均値を使用しています。
ドライバー操作
2速固定の状態で、エンジン回転を1500rpmからアクセル開度30%狙いで、5000rpmになるまでアクセルを一定で踏み続ける。
測定条件
- 平坦路
- 外気温
オイル交換前:12℃
オイル交換後:20℃ - 測定ツール
OBD LINK MX+ - エンジン水温
オイル交換前:89℃
オイル交換後:90℃
エンジン振動(アイドリング時)
オイル交換によりエンジンの振動に視覚的、感覚的に違いはあるかをエンジンカバー上にコップを置き、液面の揺れを動画で比較しました。
その結果、コップの縁の揺れ方や液面の動きにわずかな違いがあるようにも見えましたが、目で見て分かるほどの差はありませんでした。
泡の立ち方にも違いはありましたが、振動によるものとは言い切れず、全体として大きな違いは感じられませんでした。
また、筆者自身の体感としても、オイル交換前後で大きな違いは感じませんでした。
ただし、新しいオイルに交換したという心理的な影響もあり、交換後の方が振動が抑えられているように感じました。
とはいえ、いわゆる“ブラインド(効きオイル交換)”のような条件であれば、違いを見分けることは難しいレベルだと考えます。
以上より、今回の条件ではオイル交換によるエンジン振動の違いは、視覚的にも体感的にも大きくは変わらないという結果となりました。
加速性能
考察
エンジン回転の吹き上がり確認と同様に、少し強めに加速したときの加速度(車両G)をオイル交換前後で比較しました。
結果は図の通りで、加速度の推移やピーク値は、交換前後でほぼ変わらない結果となりました。
一方で、加速度の波形を見ると、オイル交換後の方がややなめらかに見える部分もあります。
しかし、この波形は測定3回分の平均値であり、ばらつきを減らすためにデータを平均化して滑らかにしています。
そのため、この違いがオイルによるものなのか、測定のばらつきによるものなのかを明確に区別することは難しく、現時点では差があるとは言い切れません。
より明確に判断するためには、測定回数を増やして検証する必要がありそうです。

※波形は3回測定した結果を平均したものです。また、車両減速度はばらつきを抑えるために平均化して、なめらかに表示しています。
ドライバー操作 (エンジン回転評価と同様)
2速固定の状態で、エンジン回転を1500rpmからアクセル開度30%狙いで、5000rpmになるまでアクセルを一定で踏み続ける。
測定条件 (エンジン回転評価と同様)
- 平坦路
- 外気温
オイル交換前:12℃
オイル交換後:20℃ - 測定ツール
OBD LINK MX+ - エンジン水温
オイル交換前:89℃
オイル交換後:90℃
燃費性能
考察
燃費が安定する高速メイン走行で燃費を図ってみました。結果、平均値で見るとオイル交換後の方が約1km/L良い結果となりました。
しかし、オイル交換後の測定時は外気温が高く、一般的に気温が高いほど燃費は良くなる傾向があります。また、測定回数が少ないことや運転の仕方によるばらつきも考慮すると、今回の結果だけでオイル交換によって燃費が向上したとは言い切れません。
それにしても、高速走行がメインとはいえ、燃費が20km/Lを超える結果が出たのは少し驚きでした。
| 試験回数 | 燃費(満タン法) km/L オイル交換前 | 燃費(満タン法) km/L オイル交換後 |
|---|---|---|
| 1回目 | 16.1 | 17.8 |
| 2回目 | 20.1 | 22.4 |
| 3回目 | 19.9 | 5/初 公開予定 |
| 4回目 | 19.6 | 5/初 公開予定 |
| Ave | 18.9 | 20.1(※) |
測定条件
- 総走行距離180km
高速道路:110km
幹線道路(一般道):55km
市街地:15km - 測定時外気温
オイル交換前(平均):10.5℃
オイル交換後(平均):16.5℃ - 満タン法で計算
まとめ

今回、エンジンオイル「エネオスXプライム」を使用して約5,000km走行した前後で、実際に走行データをもとに性能比較を行いました。
その結果、エンジン回転の吹き上がり、加速性能、エンジン振動、燃費について、オイル交換前後で大きな違いは見られませんでした。
これらの結果から、5,000km走行後においても大きな性能低下は見られず、少なくとも今回の条件では状態は保たれていることが確認できました。
なお、今回の結果は特定の条件での検証であり、すべての走行シーンに当てはまるとは限りません。参考程度にご覧ください。
一方で、今後気になる点もあります。
- 5,000km走行で安価なオイルだと性能低下は出るのか
- 安価なオイルとエネオスXプライムで性能差は出るのか
このあたりは、条件をそろえて比較すれば違いが見えてくるかもしれません。
機会があれば検証してみたいと思います。

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